太陽の塔の内部公開を見学してきたので予約方法などをレポートします!
1970年に開催された「日本万国博覧会」(通称:大阪万博)。
そのシンボルとして芸術家、岡本太郎によって制作されたのが太陽の塔です。
ある種、異様な雰囲気をかもし出す太陽の塔、一度見たら忘れられない、強烈なインパクトがありますよね。
ボクも今の仕事の関係で、毎月数回は太陽の塔の前を車で通過してきました。
太陽の塔の内部公開が2018年3月にスタートしたことはニュースで知っていたのですが、当時はそこまで気にもしていませんでした。
しかし、頻繁に太陽の塔の前を通るたびに「あの中に何があるのか、見てみたい!」という衝動に駆られ、先日初めて内部公開に行ってきました。
今回は、「太陽の塔」内部公開の予約方法や料金、写真撮影はできるのかなど、実際に行ってきた感想をレポートしていきたいと思います。
「太陽の塔」内部公開は完全予約制
「太陽の塔」内部公開の予約方法は?
太陽の塔への入館は、前日までの完全予約制(先着順)となります。
当日券は販売されておりませんので、ご注意くださいね。
※ここからは、一般の方が個人で予約する場合の話です。
団体予約については料金や予約方法も異なりますのでご了承ください。
太陽の塔オフィシャルサイトから空きスケジュールの確認、予約、クレジット決済を行えますが、その際には専用のアカウント作成(新規登録)が必要になります。
アカウントを作成しログインすることで「予約カレンダー」が見れますので、空き状況を確認しながら予約したい日程を選んでくださいね。
太陽の塔内に入館できる時間は30分なので、その30分毎の時間枠を押さえるカタチになります。
入館予約は、4ヶ月先まで予約可能です。
ボクが予約しようとした時は、土日祝の日程だと2ヶ月先まで空きがないような状況でしたが、現在(2019年9月)では、土日祝でもすぐに予約可能な状況の様です。
無事に予約が取れたら、アカウント作成時に登録してメールアドレスに「【太陽の塔】ご予約QRコード」というメールが送信されます。
このメール内のURLをクリックすると表示されるQRコードが入館時に必要となるので、スマホからこのメールを閲覧できるようにしておくか、QRコード自体をプリントアウトしておきましょう。
「太陽の塔」内部公開の料金は?
太陽の塔内への入館料は
となります。
その他、万博記念公園への入園料として、別途「大人 250円 小中学生 70円」が必要です。
こちらの入園券は、公園入口ゲートの券売所でお求めくださいね。
「太陽の塔」の外観を楽しむ
万博記念公園を散策
ボクは交通手段として、大阪モノレールを利用しました。
上の写真は「万博記念公園」駅を出てからの写真です。
太陽の塔がひょっこり顔を出しているのが、なんとも可愛らしいですよね。
万博記念公園は太陽の塔以外にも、日本庭園や自然文化園で季節の花々を楽しめたり、アスレチックやサイクルボートなど遊べる施設もたくさん。
また、国立民族学博物館や大阪日本民芸館など、学べる施設も複数ありますので、時間に余裕があるのであれば、是非そちらも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
太陽の塔の3つの顔
太陽の塔は、高さ70m、基底部の直径20m、腕の長さ25m。
遠目でしかみたことがなかったので、とにかくその大きさに圧倒されました。
「太陽の塔は一体何を表しているのだろうか?」
残念ながら、作家本人が何も語っていないため、詳しいことはわかりません。
しかし、特徴的な3つの顔については、はっきりしている様です。
おなかについている太陽の顔は「現在」を、頂部の黄金の顔は「未来」を、背面の黒い太陽は「過去」を表しています。
大阪万博テーマが「過去」→「未来」→「現在」を巡る構成であったことに加え、作者である岡本太郎が「人間の身体、精神のうちには、いつでも人類の過去、現在、未来が一体となって輪廻している」と考えていたからの様です。
わかっているのはこれだけ。
あとの解釈は皆さんの自由です。
どうぞ自由に感じてください。
「太陽の塔」の内部へ潜入
「太陽の塔」の入館受付は10分前から
さて、いよいよ太陽の塔の内部へ初潜入です。
太陽の塔背面、塔の右腕の下あたりに、入館口があります。
入館受付は約10分前から始まりますので、余裕を持って時間に遅れないようにしましょう。
なにせ見学時間は30分しかありませんからね。
予約時に取得したQRコードを受付にて提示するだけで、すぐに入館券を発行してもらえます。
見学は15名ほどのパーティーを組んで、スタッフの方の説明を聞きながら内部を順次進んでいくカタチになるので、ここからはスタッフの方の誘導に従ってくださいね。
内部の写真撮影は「生命の樹」の1階フロアまでOK!
入口から地底の太陽ゾーンへ進む通路沿いには、岡本太郎の直筆デッサンが展示してあります。
太陽の塔の構想を練り上げるまでの過程が見てとれます。
入館前の注意事項として、スタッフの方から説明がありますが、入館してから「生命の樹」の1階フロアまではカメラやスマホでの写真撮影は可能です。
ですが、生命の樹の上部へは階段を歩いていくので、万一スマホなどの落下があっては危険ですので、必ず鞄などにしまうようにしましょう。
ボクもここぞとばかりに、たくさん写真を撮りまくりました。笑
が、皆さんには是非ご自身の目で、直接見て頂きたいので、こちらのブログでは、極一部だけのアップに留めておきますね…。
「太陽の塔」内部公開の見どころ
神秘的な地底の太陽ゾーン
地底の太陽ゾーンは、万博当時、太陽の塔の前段に位置していた地下展示「過去:根源の世界」の雰囲気を体感する空間です。
仮面や神像、映像や照明などを組み合わせて、テーマ館の世界観を伝えます。
音・映像・照明もあいまって、とてもかっこいいエリアです。
中心に位置するのが第4の顔とも言われる、地底の太陽。
岡本太郎が制作した巨大な仮面で、万博閉幕後に行方不明になった(?)とのことですが、この展示のために復元されました。
その辺りもどこか神秘的ですよね…。
圧巻のド迫力!生命の樹
正直、あまりの迫力に言葉を失いました・・・。
岡本太郎が構想した高さ41mにもおよぶ巨大なオブジェ「生命の樹」。
天空に伸びる1本の樹体に、単細胞生物からクロマニョン人までの生物進化をたどる33種類もの「いきもの」が貼りつく、まさに生命のものがたりを表現したものです。
生命の樹は下から上に向かって、原生類から哺乳類へと進化していきます。
これは決して、アメーバは下等で人間が最上級、と訴えているわけではありません。
表しているのは、根源から未来に向かってふきあげる「生命のエネルギー」です。
ボクもそのエネルギーに圧倒されつつも、「ボクの人生たかだか40年なんか、この生命の歴史から見れば、本当にちっぽけなもので、小さなことで、くよくよ悩んでいる暇はない。」とパワーを分けてもらいました。
感じ方は人それぞれだとは思いますが、あふれだす生命のエネルギーを是非、ご自身の目でご覧いただき、明日への活力を感じ取ってもらえたらと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
見学時間30分という限られた時間で、「正直短いな」と入館前は思っていましたが、実際には、十分堪能でき、30分間異世界に行ってきたような、そんな気持ちになりました。
太陽の塔以外にも、季節の花々を楽しめたり、ご家族連れでも遊べる施設もたくさんあり、近隣の商業施設も含め、一日中楽しめると思います。
■開館時間: 10:00 ~ 17:00 (最終受付16:30)
■休館日: 万博記念公園に準じる
■料金: 高校生以上/700円 小中学生/300円 (入園料が別途必要)
■住所: 大阪府吹田市千里万博公園1-1
■電話: 0120-1970-89
※さらに詳しいことは、太陽の塔オフィシャルサイトをご覧下さい。
是非一度、ご覧になってみてください!
ボクも人生に少し疲れたら(笑)、再び行って生命のエネルギーを充電しにいきたいと思います。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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