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起業を目指す既婚男性に『嫁ブロック』を打破する5つの方法を伝授します。

嫁ブロック

 

新しい「令和」の時代を迎え、これを機に、新しいことにチャレンジしよう!という方も多いのではないでしょうか。

 

政府の推しすすめる「働き方改革」の名のもとに、ボク達の労働時間はどんどん削られていき、企業側も従業員の副業を容認する時代です。

 

このこと自体は悪いことでもないのですが、そのおかげで今までの収入が減るのは困りますよね?

 

もう会社にしがみついて、長い長い時間を拘束されて収入を得るという時代は、もう終わろうとしています。

 

これからは「個人」で稼いでいく時代。

 

恐らく令和時代は、フリーランスでの起業(副業/複業)者が、かなり増えるのではないかと想像します。

 

ボク自身も、これまで20年余りサラリーマンを続けてきましたが、今では残業時間についてうるさく言われ、退職金もどうなるか不透明な状況に危機感を覚え、フリーランスとして起業することを決意した一人です。

 

 

しかし簡単に起業といっても、家族を持っていらっしゃる男性にとって、まず立ちはだかる壁が「嫁ブロック」ではないでしょうか。

 

いくら将来の夢や目標を情熱をもって語ろうとも、女性は現実的かつ冷静です。

 

あの手この手で、あなたの夢をブロックしてきます。

 

まぁ、逆の立場になれば、そうなる気持ちもわからなくもないのですが…。

 

今回は、ボクがこの最初の壁とも言うべき「嫁ブロック」を、どのようにして打破していったかを順を追って、お伝えしていきたいと思います。

 



 

そもそも「嫁ブロックとは」を考えよう

 

まずは「嫁ブロック」という言葉の意味ですが、既婚男性が妻に転職や独立を反対、阻止(ブロック)されることをいいます。

 

もともとは企業の採用担当者やヘッドハンターなどが使っていた業界用語で、内定を出しても妻の「ブロック」で採用が失敗に終わることを言っていたようです。

 

簡単に言えば、旦那さんが、奥さんに「転職したい」とか「起業したい」と伝えたときに、「今より収入が下がって安定性もないような会社に転職はやめて!」とか「起業なんかして失敗したらどうするの?無理だよ!」などと反対してくることを言います。

 

ここだけ聞けば、奥さんが悪者(鬼?)のように思ってしまい、なかなか前に進めなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そこで諦めてはいけません。

 

そう思う前に、そもそもなぜ「嫁ブロック」が発動されるのかを一緒に考えてみましょう。

 

 

なぜ「嫁ブロック」が起こるのか

 

さて、「嫁ブロック」をはじめとした身内による転職や起業の阻止はなぜ起こるのか。

 

その原因として主に考えられるものを、ボクなりに考えてみました。

 

 

①お金に対する不安

 

まず一番大きな理由として考えられるのがお金の不安ですね。

 

生活を共にしているわけですから、給与・収入が減るかもしれない転職に賛成できるはずありません。

 

転職よりさらに収入が安定しない起業なんてもってのほかです。

 

奥さんとしては、収入が安定せず、毎月の収入が変動するのは、家計の管理をどうしていいのかわかりません

 

毎月コンスタントに貯金することもできません。

 

また、フリーランスはクレジットカードやローンの審査も厳しくなるという点も不安につながります。

 

奥さんが専業主婦の場合や扶養の範囲内でのパート労働者の場合などは、さらに不安は強くなります。

 

旦那さんの収入が安定しないということは、自分がもっと働かなければならないかもしれなくなるからです。

 

一度、結婚や出産によって中断したキャリアを再開するというのは、現実的には厳しく、職場で大きなストレスを抱えることになります。

 

そもそも中断した期間が長ければ、安定した雇用形態で雇ってもらえるかもわかりませんし、たとえ中断前と同じ仕事に就けたとしても、知識や技術は確実に衰えています。

 

これまで通りバリバリ働くというのは非常に厳しいというのが現実です。

 

「嫁ブロック」の最大の原因は、この給与、収入のことと言っても良いですね。

 

 

②安定性に対する不安

 

先ほどの収入が安定しないということは、貯蓄がコンスタントにできず、将来の家族計画が立てづらくなります。

 

また、フリーランスであればローンを組むこともできず、住宅ローンを組むことができないが故に、マイホームの夢も諦めなければならないのです。

 

さらに、起業やフリーランスとなれば、多忙を極めるイメージが強く、『一日中仕事をしているのでは?』と、奥さんは考えます。

 

そうなると何が懸念されるか…そうです、家事や育児のことです。

 

基本的にフリーランスというのは出来高制で、やればやるだけ報酬がもらえます。

 

ある程度まとまった収入を得ようとすれば、たくさん働かなければならず、仕事量は安定しません。

 

奥さんからすると共働きなのに家事も育児も折半してくれない状況を想定してしまうのです。

 

フリーランスになりたいと言い出すことによって、仕事のこと、収入のこと、家事のこと、育児のこと、この4つが一気に頭をよぎります。

 

収入が減るうえに自分が今より働きに出て、家事もやって育児もやるなんて、現実的ではないと感じるんでしょう。

 

 

③休日に対する不安

 

フリーランスには休日という概念がありません。

 

会社のように「定休日」はなく自分の中で仕事をうまく調整して、自分なりに「休みの日」を作るという働き方が必要になります。

 

となると、奥さんや子供に合わせて休みが取れなかったり、子供が休みでも遊びに連れて行ってあげられなかったりという事態が想定されます。

 

そうなると、子供も不満が溜まりますし、奥さんとゆっくりすることもできなくなって家族全体のコミュニケーション不足に繋がります。

 

 

④自宅にいるストレス

 

奥さんにとって大きなストレスとなるのが、意外にもフリーランスの働く場所です。

 

フリーランスでも外に出て仕事をする人もいますが、多くの人は自宅で作業をしますよね。

 

これまで専業主婦だったりパートタイムで働いていたりしていた奥さんにとって、一日中、家に旦那さんがいるというのもストレスなのです。

 

存在自体が鬱陶しいという意味ではなく、自分のペースで家事をしたり自分のペースで食事をとったりできないことがストレスの原因となるのです。

 

男性には少々わかりづらいかもしれませんが、ごはんも自分ひとりなら気を遣わなくて済むものの、働いている旦那さんに出すとなればそれなりに気を遣います。

 

そういった優しさゆえの心遣いで、奥さんにストレスが溜まる可能性もあります。

 

 

⑤相談するタイミングが悪い

 

普段なら反対しない奥さんでも、タイミングが悪いために反対している可能性があります。

 

わかりやすい例で言えば、出産を控えているとか、傷病などにより奥さんが休職しているときなどです。

 

これから大きな変化を迎えようとしているときや、収入が不安定になっているときなどに「フリーランスになる」と言ってしまうと、大きな反対に合うことは、ほぼ間違いないでしょう。

 

奥さんとのコミュニケーションが非常に重要となってきますね。

 

後は、フリーランスになったとしても、ある程度やっていけるということを、旦那さんが自信を持てている時ならばまだしも、逆に「フリーランスになりたいんだけど…」と煮え切らない態度で相談を持ち掛けると、フリーランスとして生きていくことへの不安を強く感じて嫁ブロックに合う可能性も高くなってしまうと思います。

 



 

 

嫁ブロックを打破する5つの方法

 

さて、ここからが今回の本題です!

 

いよいよ「嫁ブロック」を打破していく方法についてお話していきますが、実はそんなに難しいことではありません。

 

先にお伝えさせて頂いた、嫁ブロックが発動される原因を、一つずつつぶしていけば良いのです。

 

これからお話する方法は、ボクが行った方法ではありますが、単純に「嫁ブロックが発動する原因」に対して、対策をどうするかを考えて行っただけのことです。

 

それぞれのご家庭で事情は違うとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

①貯金をしておく

 

先ほどお伝えした通り、奥さんにとって最大の不安は収入(お金)の不安です。

 

その為、まずはお金のことについての不安や心配を取り除くことが最優先課題です。

 

その一つの対策として、当たり前かもしれませんが、お金を十分に貯めておきましょう。

 

理想は、少なくとも1年間は収入がなくても暮らしていけるくらいの金額を貯めておくことです。

 

わかりやすく言うと、フリーランスになる前にもらっていた年収分ぐらいの貯金ですね。

 

それから、今後のお金の出入りについても整理しておくことが大事だと思います。

 

例えばこれまで掛けてきた、定期預金や保険の満期の時期であるとか、会社を退職することによって不要になるもの(例えば交通費とか)、退職金があるならその額とか、必ず減るだけとは限りません、増減についても整理しておきましょう。

 

ボクの場合は、これまでお小遣い制としていたのを、フリーランスになることで廃止としました。

 

これだけで年間、数十万円、3年で100万円程度は家計の負担が減ることになります。(その分稼がないとダメですが…)

 

ボク自身もお金に対する意識がかなり変わりました。

 

これまでどれだけ無駄なことにお金をつかってきたのかを改めて考えさせられました。

 

 

②簡単でも良いから事業計画を立てる

 

あなた自身のビジョンが明確になっていないことも、奥さんにとっては不安の一つです。

 

そこで、事業計画とまではいかなくても、どういう仕事でどれくらいの報酬を得て、どうやって仕事の持続性を保つのかということを具体的に説明する必要があります。

 

事業計画書なんて作っても、奥さんには難しくて理解できないと思いますので、とりあえずは、月次での収支目標を設定することだけで十分です。

 

ただし、ここでの目標は少し辛めに、絶対に達成できそうな目標数値で試算しておくことが肝要だと思います。

 

あまり夢みたいな目標だと現実味がなく、説得力がないからです。

 

現状顧客がどれだけいて、どういう営業活動をして、確実にこれだけの売上は確保できるという根拠が必要です。

 

あとは、少しずつでいいので実績を積み上げること。

 

これが一番重要だと思います。

 

どれだけ素晴らしい目標を立てようとも、全ては結果です。

 

ですので、フリーランスで独立する前に、副業でも良いので、とにかく実績を作ること。

 

それが、奥さんの不安を取り除くと共に、自分自身にも自信がつく一番のことだと思います。

 

 

③オン・オフを決める!

 

確かにフリーランスともなれば、休日の概念などなくなり、無理強いしてくる顧客がいれば、その対応なども時には必要になるとは思います。

 

特に独立当初は、がむしゃらに仕事に打ち込んで、なんとか事業を軌道にのせようとします。

 

その気持ちはすごくわかりますが、人間というのは24時間365日働くことはできません

 

1ヶ月、1週間、1日での仕事をする時間(オン)、仕事をしない時間(オフ)を決めましょう。

 

そう意味では、フリーランスであるなら、その辺りは自分の意志で決められるはずです。

 

会社勤めの時の様に、無駄な会議の時間や、同僚との愚痴を言い合う飲み会などもないのですから。

 

ボクの場合は、上記の様な不毛な時間がなくなった為に、これまで以上に時間を有効に仕事に当てられるようになり、オフの時は家のことや、自分の趣味の時間にも、頭を向けられるようになりました。

 

 

④家の仕事も進んでしよう!

 

これも先ほどの時間の使い方とも似ているのですが、フリーランスになれば今まで以上に、自宅に居る時間も増えます。

 

これまで家事を手伝ってこられたという方は、やはりそれは最低限継続させないといけないだろうし、これまで全然、家事など手伝ったことがないという方は、これを機に少しずつ取り組まれることをおススメいたします。

 

自宅にずっと居ることで、奥さんにはこれまでなかったようなストレス(気遣い)を与えてしまいます。

 

だから、家のことでも、自分のことは自分でするというスタンスで取り組んでください。

 

ボクも家事や料理などは、これまでまったくやったことがなかったのですが、少しずつお手伝いするようにしています。

 

ちょっとした、仕事の気分転換にもなりますし、たいして時間もかかりませんので、押付けがましくではなく、自然な感じでお手伝いするようにしています。

 

 

⑤とにかくコミュニケーションをとろう!

 

これは、先ほどのタイミングに関わる部分でもあるのですが、やはり相手の空気も読まずに、自分のことだけを主張するのはナンセンスですね。

 

ですので、日頃から奥さんともしっかりとコミュニケーションをとり、自分や家族の将来のことや、仕事に対する考え方などを共有しておくことが必要です。

 

最初は奥さんの反応はよくないかもしれません。

 

しかし、奥さんが嫌な顔をしても真面目に話をして奥さんを巻き込んでしまうのです。

 

奥さんから「こうしてみたら?」という提案が聞けるようになったらかなり心を開いてくれた証拠ですね。

 

ボクの場合は、現状の会社の将来性や、働き方(拘束時間)についての不安、先行きの見えない世の中、親の介護のこと、子供の進学のことなど、色々と話を重ねることで、まずは副業から新しいことをスタートさせることから始めてみました。

 

これらは、すごく時間のかかることでもありますから、焦らず、じっくりと取り組んでいってくださいね。

 



 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

「そんなの当たり前じゃないか」と言われそうなことばかりだったかもしれません。

 

ですが、いざそういう立場におかれたときに、なかなかそれができないというのも現実ではないでしょうか。

 

嫁ブロック」は、実際に生計を一緒にする配偶者からの言葉であるがゆえに、非常にリアルで、ある意味一番シビアな意見だと思います。

 

また、長年一緒に過ごしてきたパートナーの言葉は、あなたの心に響く部分もあり、つい聞き入れてしまうのも事実だと思います。

 

しかし、それで本当にあなたはいいのでしょうか?

 

もう一度よく考えてみてください。

 

本当に心から、自分の人生を切り拓いていきたいと思うのであれば、嫁ブロックなんかで、自分の夢を諦めてもいいのでしょうか?

 

上記の方法を踏まえ、フリーランスになりたいと告げる前に、しっかりと作戦を立てて備えることが大切です。

 

十分に準備をして、奥さんを説得してみてください。

 

奥さんも鬼ではありませんよ。笑

 

良い意味で、あなたの一番の理解者でもあるのですから…。

 

※ちなみに、今回は「嫁ブロック」に重点を置いていますが、他にも「旦那ブロック」や「親ブロック」など、男女に関わらず、転職や起業をしたいのに身内から反対されて、あきらめてしまう人もいるようです。

 

今回お話させていただいた、ボクの経験が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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