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『臆病者のための科学的起業法』を読んで最初の一歩を踏み出そう!

臆病者の科学的起業法

 

みなさんは『起業』という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

 

一部の偉大な起業家の苦難と成功の話が先行してしまっていて、起業するということは、

 

大きなリスクを背負うもの

 

私財の全てを投げうち、危険なギャンブルをするもの

 

というようなイメージをお持ちではないでしょうか?

 

だから、いざ「起業しよう!」と思い立っても、そういう不安から逃れられずに、いつまでたっても、なかなか最初の一歩を踏み出すことができない。

 

そんな方も結構いらっしゃるのではないかなと思います。

 

そういうボクもその一人でした…。

 

しかし、こちらの本を読んで、起業に対する考え方が、ガラリと変わりました。

 


 

 

この本はこんな方におすすめです!

 

臆病者のための科学的起業法』は以下のような状況で悩んでいらっしゃる方におすすめです。

 

起業しようと思ったものの、躊躇してなかなか最初の一歩を踏み出せない方。

 

■夢を実現するための時間も資金もないからと、どうせ無理だと諦めている方。

 

■本業以外に副収入も欲しいと考えたことがある方。

 

■すでに起業しているが、ビジネスを次の段階へ飛躍させたいと思っている方。

 

■会社で新規事業の立ち上げなどを任せられている方

 

以下では、特にボクが心に残った内容について、本文を引用しながら、みなさんに紹介したいと思います。

 

 

臆病者だって起業できる!

 

起業家とは、怖いもの知らずの夢想家で、夢を実現するためなら進んですべてをなげうつ人

 

というのは、メディアが長年かけて作り上げてきたイメージです。

 

最近、その物語が映画化され話題になった、マクドナルド創業者のレイ・クロックなど、確かに彼らの物語はとてもエキサイティングで、我々に勇気を与えてくれます。

 

しかし現実的に考えた場合はどうでしょうか?

 

あなたはそんな危険な賭けができるでしょうか?

 

 

【起業をギャンブルにしてはいけない】

 

私はギャンブラーではない。

ギャンブルは、負けても悔しくない人のためだと思う。

私は負けたくない。

みなさんもそうではないだろうか。

 

私が初めてビジネスを立ち上げた理由は、起業で得られるメリットをすべて自分のものにしたかったからだ。

独立性、名声、それにお金である。

 

とはいえ、そういったメリットを手に入れたいからと、勇んでリスクに手を出したわけではない。

私はただ、一挙両得、いいとこ取りをしたかったのだ。

だからこそ私は、自称、「不安を抱える起業家」なのである。

 

 

「不安を抱える起業家」=「臆病な起業家」だからこそ、リスクを最小限に抑え、綿密な計画を立て、事業を慎重に進めていくことができる。

 

その方が長い目で見た場合、成功への近道だと筆者は言います。

 

 

本書では、不安だと感じる行動を一切起こさずに、いかにして収益率の高い優れたビジネスを築き上げるか、話していきたいと思う。

 

はじめは一歩一歩進んでいくので安心だ(まずは本書を読むのが第一歩である)。

そのあとは、自分のペースで歩んでいってもらって構わない。

 

蓄えに手をつける必要はない。

今の仕事を辞める必要もない。

それどころか、決してそんなことはしてはいけない。

 

慎重さがあるからこそ、成功の確率がアップすると私は声を大にして言いたい。

愚かな過ちを犯さなくて済むからだ。

安全性、秩序、規則性を好む自分の性格を認めてあげよう。

危なげなくかつ採算性の高いビジネスを育てていく上で、その性格がきっと役に立つはずだ。

 

 

起業したいと思うときに一番の不安はやはり「お金の不安」だと思います。

 

ボク自身も仕事を辞めたら、無収入になって、貯金を切り崩しながら…なんてことを考えていましたが、そんなことは絶対にするべきでないとこの本から教えられました。

 

そして、くよくよ悩んでいる自分に、自信を失くしつつありましたが、この本のおかげで、むしろそういう性格を「こんな自分でも良いんだ」と認めることができました。

 

それで、「そんなことにくよくよ悩む時間があるんだったら、まずはできることから動き出そう!」という気持ちになったのです。

 



まずは行動に移すこと

 

起業は科学だ。

しかし、ロケット打ち上げに必要とされる高度な理論は必要ない

レーシングカートを1台組み立てるように、シンプルにビジネスを立ち上げればいい

 

 

先ほども言ったとおり、起業に対しある程度の不安を抱くのはいいことだと思います。

 

ただし、自分の行動に完全にブレーキをかけてしまってはいけないと思います。

 

レーシングカートを組み立てるように、図面を開き、部品を集め、それを組み立てる。

 

レースにデビューする前には、ちゃんと走るかどうかテストすることだってできる。

 

まずは始めてみることが大切だと思います。

 

思い立ったら、夢を現実に変えるために、まっさきに起こすべき行動が3つあるというので、以下でご紹介したいと思います。

 

 

【時間を見つける:時間管理術】

 

新米の起業家なら「5時から9時まで人間」になろう。

何のことかと首を傾げるだろうが、つめり、午前9時から午後5時まで定時で働いたあと、夕方5時から夜9時まで自分のビジネスに集中して取り組むということだ。

朝5時から9時の時間帯でもいい

かなりの時間だ。

したがって、順調にことを運び、燃え尽きないようにするためにも何らかの対策が必要となる。

家族や余暇のために時間を捻出することも忘れてはいけない。

<中略>

必要なのは、継続的かつ断固たる取り組みの姿勢である。

 

 

ボクの場合は、夕方5時からというのが現実的に難しいので、平日は1日4時間、夜9時~1時(無理な場は朝の出勤までので時間を使用)で取り組むことにとりあえず決めました。

 

土日は予定がない場合はそれ以上も可能ですが、4時間は最低とるとして、家族や友人との時間は優先するという風に決めています。

 

勉強するための読書などは、本業の休憩時間や通勤時間にすること、自宅での4時間は実作業に何かしら取り組んで、少しでも現実的な一歩を進めていきたいと思います。

 

 

【資金を調達する:開業資金を工面する術】

 

開業資金を工面するのは、早ければ早い方がいい。

<中略>

要するに、外部の資金提供者を探し出すより先に、完成度の高いビジネス提案書を作成しなくてはいけないのだ。

ビジネス提案書の書き方の解説本を1冊買おう。

提案をまとめるときは、次の点を念頭に置くこと。

資金提供者になってくれそうな投資家は、あなたの使命や夢などには一切興味がないこと。

関心を寄せているのは儲けられる金額だけであるということ

 

 

これは、ボクにとっては少し大きすぎるテーマではありますが、ボクのレベルで言うと、どうやって家族を説得させるかという点ではとても参考になりました。

 

どんなに夢や情熱を語ったとしても、家族からすれば、収入がどうなるのか?(増えるの?減るの?)しかないと思うからです。

起業前に簡単でも良いので、事業計画をまとめ、最低3年後までの計画をきちんと説明すべきだと思います。

 

 

【のんびりせずに何かを始める:実践的に学ぶ】

 

裕福になる最良の道は(おそらく)起業である。

これが私の揺るがない信念だ。

不安を抱える起業家であれば本業の仕事があるので、おまけとして定期的な収入源も手に入る。

仕事を辞めなくても企業経営に必要な知識はすべて学習できるし、住宅ローンの支払いで気をもむこともない。

すべての知識を吸収する上で最も早く、最も簡単で、最も確実な方法は、メンターを持つことだ。

ここでは、あなたがやりたいと願っている仕事をすでに達成して成功をおさめている人間を指す。

 

 

ボクは正直、まだメンターと呼ばれる方は見つけられていません。

 

しかし、意識を少し変えるでけで、これまでの仕事から見えるものが変わってきたというか、物事を損なのか得なのか、儲かるのか儲からないかなど、経営者目線で見れるようになってきたと思います。

 

今まで気にもしていなかった経費や後方の作業のことも、仕事をしながら全て知識として吸収することができます。

 

まずは行動に移すことにより、頭の中も自分の意識も少しずつ変わってきていると思います。

 

 

まとめ

 

以上、今回の記事では、主にスタートアップするまでのことについて書いてきました。

 

しかし、こちらの本では、起業後のマネジメントの仕方や人材の考え方などについても、より現実的かつ実践的な方法を学ぶことができます。

 

繰り返しになりますが、『臆病者のための科学的起業法』は、次のような状況で悩んでらっしゃる方におすすめです。

 

起業しようと思ったものの、躊躇してなかなか最初の一歩を踏み出せない方。

 

■夢を実現するための時間も資金もないからと、どうせ無理だと諦めている方。

 

■本業以外に副収入も欲しいと考えたことがある方。

 

■すでに起業しているが、ビジネスを次の段階へ飛躍させたいと思っている方。

 

■会社で新規事業の立ち上げなどを任せられている方

 

皆さんは「臆病な起業家」ですか?

 

臆病であっても、正しい手順で慎重に取り組んでいけば、スタートアップも怖くありません。

 

まずは、できることから少しずつ動き出していきましょう。

 

この本をお読みいただくことで、ボクと同じ悩みを抱えていらっしゃる方の『夢』への第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

 


 

 

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